白バイガール
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こんばんは。お久しぶりです。
日向です。
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最近、あいみょんにハマっています。
声が低めで、なのに音域は広くて。
歌詞が真っすぐで、衝撃的で。
『貴方解剖純愛歌~死ね~』という曲を知っていますか?
サビに、死ねって入っているんです。
衝撃的過ぎました。笑
カラオケで歌ったらすっきりしそうです。
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あと、近況といえば。
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ずっと行ってみたかった、福岡と長崎に旅行してきました~!!
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友達と2人の旅行はゆったり、まったりと時間がのんびり過ぎていきました。
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太宰府と竈門(かまど)神社で御神籤を引いたり
水炊きを食べたり
ハウステンボスでカップルたちに混ざってイルミネーションを見たり
お土産屋さんでどれにしようか悩んだり。
女の子と行くから出来るような旅行をすることができました。
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さて。
今夜の一冊はこちら。
『白バイガール』佐藤青南著
です。
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神奈川県警の白バイ隊員になったばかりの本田木乃美は、違反ドライバーからの罵詈雑言に泣かされる日々。同僚の女性隊員・川崎潤ともぎくしゃくしている。
そんな中、不可解なバイク暴走事故が発生。木乃美たちが背景を調べ始めると、思いがけない事件との接点が――。
隊員同士の友情、迫力満点の追走劇、加速度的に深まる謎、三拍子揃った警察青春小説の誕生!
(あらすじ原文ママ、読みやすいように改行を入れてあります。)
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先に書いた2冊は恋愛のお話ですが、
今夜選んだのは警察小説。
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実は、私は警察小説が大好きで
本棚の中身はほとんどが警察小説かミステリーです。
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さて、突然ですが
皆さんは、困ったときに人に頼ることができますか?
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手の届かないところのものを取ってほしい。
重いものを持ち上げるのを手伝ってほしい。
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そういうことではありません。
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自分が何か壁にぶつかったときに
人に頼ることは、できますか?
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私はこれが大の苦手です。
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相談できる友達は
有難いことに沢山います。
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でも。
心の底から気持ちを預けられる相手は
ほとんどいないと言ってもいいかもしれません。
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この本の登場人物に、
川崎潤
という女性隊員がいます。
彼女は白バイの操縦が抜群に上手で、
どんな男性隊員にも引けをとりません。
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しかし、彼女は人に頼ることを苦手としています。
ゆえに、ある事故を引き起こすきっかけを作ってしまいます。
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あの時、誰かに相談していたら
誰かに自分の気持ちを打ち明けられていたら。
最悪の事態にはなっていなかったかもしれない。
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私が人に中々頼ることができないのは
「気の使いすぎ」
「悪いほうへ考えすぎ」
が原因です。
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これを言ったら相手はどう思うかな?
と考えて会話をすることは、
誰かと付き合っていく上で大切だと思います。
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しかし、
かなり仲の良い友人や恋人相手でも
今私がこの話をしたら場の空気を暗くしてしまうかな
相手の時間を取ってしまうかな
こんなことで悩んでいるのか、と呆れられてしまわないかな
等、ネガティヴな考えに偏ってしまい
なかなか人に打ち明けられません。
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少しずつ発散していけばいいのに
言えずに溜め込んで
最後には相手に嫌な思いをさせてしまって
それなら最初から言えばよかった…と
後悔することが何度もありました。
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私には自己肯定感の低さという欠点もあります。
資格勉強をして試験に合格した
人よりも学校の試験で良い評価を貰うことができた
TOEICで前回よりも点数が上がった
全部、自分を褒めてあげられる人からすれば
十分褒めるに値することだと思います。
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しかし、私からすれば
結果が出たのがまぐれだった、としか思えない
まだ上がいるじゃないか
そもそもそんなに勉強をしなかった
等、結果が出るまでの過程に自分を褒められない要素が存在してしまうので
出来た自分を認めてあげられないのです。
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どこまでやっても満足感がない。
そうなると、虚しさが募ります。
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人に相談することだって
悩みは聞いて欲しいけれど
解決するには結局
自分が我慢すればいいや
自分で変わる余地がまだあるな
と思ってしまうので、
聞いてもらう時間を相手に取らせてしまうのが申し訳ないのです。
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ただ、つい最近
こんな私の考え方のせいで
大切な人を危うく失いかけました。
あ、やばいな
と思ったときにはもう遅くて
ひたすら胸が痛くて
何も手につかない期間が少し続きました。
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相手に迷惑をかけないように
嫌われないように。
嫌われたり呆れられたりするのが怖くて
でもそれが積もり積もって
結局最悪の方向へと物事が動いてしまいました。
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反省するとともに
素直に気持ちを表現したり
困ったときは勇気を出して話してみたり
自分から一歩踏み出す勇気を持つことの大切さを
何回も同じことを繰り返しておいて恥ずかしながら
今更痛感しました。
頭では理解していたつもりでも
心までしっかり浸透していなかったんです。
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潤には、周りに相談できる相手がおらず
仲良くなろうと近づく主人公の木乃美を自ら拒絶しました。
タイプの違う人間と向き合うのは誰しも苦手だと思います。
でも、潤も事故に真っすぐ必死で向き合う木乃美の姿がきっかけで
少しずつ変わっていきます。
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仲間に頼る姿勢が見えてきたときは
私も潤のように人に心を預けられるようになりたいな、と思いました。
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人と腹を割って話ができるようになりたい。
嫌われてもいいから思ったことを言い合いたいと思える相手が欲しい。
もうネガティヴな考えに振り回されたくない。
…ポジティヴになれるように頑張ってみよう。
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人に頼ることをテーマにしたかったので潤をメインにして記事を書きましたが
木乃美には卓越した動体視力が備わっていたり
陽気で愉快な先輩たちがいたり
潤の異常に良い聴力が活躍したり
個性豊かな登場人物それぞれが
適材適所で助け合いながら
時には大変なトラブルに巻き込まれながら
事件を解決していきます。
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白バイ特有のスピード感、事件に対するハラハラ、ドキドキ、
笑ってところどころうるっとくる。
そんな一冊です。
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個人的に著者の佐藤青南さんが大好きなので、興味があれば
他のシリーズを読んでみてください。
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今日は話のまとめ方があまり上手くありませんが
ここで終わりにしたいと思います。
読んでくださってありがとうございました。
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♥Hinata♥