夜型人間のひとりごと。

ボリューム多めの他愛もない日記です。

lonliness

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寂しい夜である。

明日、現職に退職の旨を伝えに行く。

私は、この企業の人が大好きであった。

同期、上司。

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時にはどうしてこんな方法で営業をするのか疑問を抱いたこともあったが、

それ以上に人が、好きだった。

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腰椎分離症になって仕事を継続することが難しくなり、

直属の上司に相談して早2か月。

当時はとにかく焦燥感に追われて毎日を過ごしていた。

同期は毎日ネタを掴んでくる。

商談はアツい案件が多く、受注の近いものばかり。

私は、腰を気遣われ、7割~8割の訪問件数でいいよと言われる始末。

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腰の状態を上司に伝えた日、その週訪問するはずのアポを全てキャンセルさせられた。

中には再訪で、次に行けば見積もりが出せそうな案件もあったし、

数週間捕まらなくてやっとアポを取れた担当者もいた。

涙を飲む思いで、キャンセルの連絡を入れた。

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キャンセルをした週は、先輩同行をした。

急にアポイントをキャンセルし、先輩に同行を頼んだ私に

「どうした?」

と先輩は聞いた。

悔しい思いをひた隠しにし、私は笑顔で、

「いやあ、ちょっと腰を痛めてしまったんです、急に同行をOKしてくださってありがとうございます!」

と答えた。

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その同行から帰ってきて、軽く事務処理をしていると同期が帰って来た。

「聞いて~!受注しそうなネタあるの!」

おめでとう、と言おうと思って口を開くと、先に涙が出そうになって、

急いで事務処理を終えて会社を後にした。

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会社から出て最寄り駅まで歩いていると、

「日向?日向~!」

と、先輩同行から帰って来た同期に声をかけられた。

「今日はどうしたの?早いじゃん」

先輩に話しかけられ、

「あ、今日は先輩に同行をしたんです…」

「腰?」

「そうです」

「日向の上司から聞いたけど、俺は気づいてたよ」

「へ?」

「だって行動見たらわかるやん」

「あぁ…」

「あんまり無理するなよ」

「そうだよ、なんか出来ることあったら言ってね?」

「ありがとう…」

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そうやって、気を使われたまま仕事をするのが嫌だった。

自分が訪問数を減らして営業をしている間に同期が沢山ネタを掴んでくるのが嫌だった。

それで、転職をしようと決意した。

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チームの違う、でもヒアリングを見てくれていた先輩が、私をよくわかっていてくれた。

「日向は、まだ伸びる。でも、腰のことがあるのもあるし、皆に気を使われて仕事をするのは嫌だよな。内勤出来たらいいけれど、それも出来ないんだっけ?」

「無理でした」

「そうか…」

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この先輩が、私は好きだった。

ドライで、売上の高い先輩。

売れるノウハウを沢山伝授してくれた。

タイプも似ており、嫌な顧客に当たった日はこの先輩に愚痴って帰った。

直属の上司もそうだが、この先輩にもずっと先輩でいて欲しかった。

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そんな私は、明日、退職の話をする。

直属の上司も、その先輩も、外出でいない。

挨拶をしたくても出来ないし、仲の良い同期も外出をしている。

本当は大体皆が社内日である今日会社に行きたかった。

同期や先輩がどう思うかは分からない。

たった4か月で辞める私を、どう思うかは分からない。

でも、私は同期が同期でいてくれて、誇らしい。

この同期が私の同期であることが、心から誇らしい。

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今朝、どうやら私の転職先が決まったことが上司からチームメンバーにリリースされたらしい。

流石日向、という空気感だったと、一番仲の良い同期からLINEで知らされた。

嬉しい反面、もう戻れないと思い知った。

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明日、私は退職手続きをする。

たった4か月在籍しただけで、何も残していない私だが、

いつか皆で集まって研修中こんなことがあったね、とお酒を飲みながら語る日がくればいいな。

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ほろ酔いで見上げたスカイツリーにこれからを鼓舞された気がして、しゃんと背筋が伸びた。

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♥Hinata♥

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「戻って来るために、休職させてください。」

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そう言って部長の顔を見ると、どこかほっとした表情をしていた。

「そうだね、上司も売れるようになるって凄く期待していたから、今は自分の身体を大事にして一刻も早く戻って来ることが出来るように頑張ってください。」

――よくそんなことが言えるよね。

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営業をしていて腰を痛めた私は、内勤営業や事務をする部署に異動出来ないか打診をし、叶わず休職という選択をした。

あの日、社内の誰よりも早く退社をした。

夏特有の日の長さ。

この時間でまだ明るいんだ、という少し特別な気分を味わうことが出来たのは、皮肉にも今年はこの日が初めてだった。

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会社を出て帰宅をする時、ビルの隙間から見える有名な電波塔を横目にゆっくり駅まで歩くのが好きだった。

遅くまで仕事をすることをきっと知らないであろう、酔っ払って歌なんかうたっているサラリーマンの群れを避けるようにして信号待ちの交差点でその電波塔を見る。

「お疲れ様」

オレンジの光の中佇んでいる。

東京の中で温かいなあと感じる一部分。

見守られて帰っているようで、とても嬉しかった。

でもその日は戦力外通告をされたような気分で、とてもそれを見ることは許されないと思った。

何だか、恥ずかしかった。

涙が出そうだった。

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『あなたはまだ、経験があまりおありでないようですので、秋以降の転職をオススメします。』

このままじゃダメだと一念発起し、PCに向かって転職エージェントに登録した私に届いたメールにはこんな文言。

「…いや、そんな数か月社会に出たくらいでこんなに仕事無くなる?」

思わず声に出してしまった。

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たった4か月。

社会に出て、仕事をした。

それなりに、頑張った。

腰を、痛めた。

部署異動をしようにも人員充足で出来なかった。

―たった、それだけ。

働きたくないだとか、辛いだとか。

そんな理由じゃない。

そんな甘えていない。

何か、悪いことでもしましたか?

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こんなことでめげてはいけない。

こうやってくよくよしている間にも世の中の新卒はみんな、それぞれのステージで経験を着々と積んでいる。

私だけ取り残されるわけには、いかない。

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翌日から様々なエージェントに登録し、片っ端から話を聞きに行った。

「こんなにしっかりした求職者って、本当に見ません!すごいですね、面接に行けばすぐに決まると思いますよ、頑張りましょうね!」

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当たり前だ。

嫌になって辞めたんじゃない。

どれだけこの決断をするまでかかったと思っているんだ。

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求人票の中から応募し、面接を受けに行った。

転職理由も、自分の経歴も、何でも話せた。

物を売りに行くわけじゃない。

自分の話をしに行くだけ、企業に合わせて志望動機を作ればいいだけ。

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――ピッ。

『残金42円』

またチャージしないと。

毎日の移動で1万円はあっという間に消えた。

この生活をあとどれだけすれば楽になれるのか。

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8月も最終週。

現在出た内定は3つ。

本命を金曜日に控え、緊張しながら毎日を過ごしていた私に、父さんからLINE。

「ご飯でも行かない?」

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こうやって、父さんとご飯を食べに行くことにもすっかり抵抗がなくなり、相談にも沢山乗ってもらえるようになった。

思えば、会社を決めたきっかけは、父さんのように営業がしたいと思ったから。

そんなに一緒に住んだ記憶はあるわけではなく、就活中に初めて相談をした。

営業をしようと思う、と伝えた私に厳しいよ、と答えた父さん。

厳しかったら父さんに相談すればいいでしょ、と言うと大丈夫なの、と言いながら少し嬉しそうな顔をした。

 

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『アポが取れない』

『電話で担当者が捕まらない』

『思ったように商談ができない』

夜遅くに仕事を終え、電車内でLINEをすると、すぐさま電話が来た。

毎回切って、『ごめん、電車』と返す。

こんなに遅いのか、ちゃんとご飯は食べているのか。

心配しすぎなほどに心配のLINEが来て、時にはYouTubeのURLを貼ってきて、飛ぶと明日はきっといい日になるのMVだったりして。

不器用な父さんなりの励まし方に涙が出て。

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「仕事を、辞めたい。」

そう言って実家で泣いた私に、まだ父さんが働いているから大丈夫、自分のやりたいことを見つけるまで実家に帰ってきてもいいんだよ、と言った。

絶対にすぐ仕事を見つけると誓って東京に向かう新幹線に乗り込んだ。

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父さんと食事をして、電車の時間に間に合うよう改札を通った。

すると、

「はい、母さんと父さんから。お昼代と交通費にしなさい。」

3万円を差し出され、受け取れないと首を横に振る私の少し開いた鞄の隙間にねじ込まれた。

「これくらいしかしてやれないから。頑張りなさい。」

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父さんと別れホームに着き、ねじ込まれた3万円を財布に入れ直した。

財布が、重かった。

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家に着き、封筒にその3万円を入れ、マスキングテープで封をした。

このお金は使えない。

これを、そっくりそのまま返そう。

両親の気持ちが痛いほど嬉しくて、苦しかった。

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そんな私も、転職先が決まった。

希望職種に就くことができる。

あの内定の連絡がきた吉祥寺のカフェのアイスロイヤルミルクティーの味は、一生忘れないだろう。

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休職してすぐは、目の前が真っ暗で、このまま仕事が出来ないのではないかと思った。

しかし、今目の前に光がある。

転職活動をする上で、初めは仕事なんてないのではないか、雇ってくれるところなんてないのではないかと小さくなっていた。

しかし、どこの面接に行っても褒めてくれる企業担当者がいて、私は可能性を狭めたのではなく、逆に何でも選ぶことができる権利を得たのだと分かった。

前向きに頑張れないときの方が多い私。

でも、今回の転職活動を通して、自分の市場価値は捨てたもんじゃないなと感じた。

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Twitterで新卒が辞めた、転職活動をしているというツイートを見ては安心していた。

全国に辞める人なんて沢山いる。

ずっと転職を逃げだと思っていたが、逃げではない。

次の、「合う」職場を探すためにそういう選択をしただけなんだと、

もしも同じ境遇にいる人がいたら伝えられたら良いと思う。

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♥Hinata♥

non-fiction

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(さて、どうするものか)

そんなことを考えながら、目の前の診断書に目を通す。

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――腰椎分離症。

まさか、ね。

こんなことが自分の身に起こるだなんて。

こんなはずじゃ、なかったんだけどな。

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「うわ、間に合うかな」

腕時計とにらめっこしながら小雨の降る街を足早に進む。

次のアポイントの開始時間は約10分後。

前の商談が長引いて慌てて前のお客さん先を出てきたのが大体20分前。

運悪くバスが遅れてきたため、降車して数百メートル先の目的地までこうして慌てて歩いている。

履き慣れた筈の4センチのヒール。

踵が地面から数センチ上がるだけで水膨れが出来るだなんて。

部活動をしたって、遠足で数十キロ歩いたって筋肉痛になるだけで済んでいた学生時代とは違い、社会人の私の足は弱い。

「マナーとは言えこんな足じゃロクに営業なんて出来ないっつの!」

思わず漏れた不満を慌てて飲み込み、手元の社用スマホに表示された地図を頼りに目的地のビルを探す。

「…あ、ここか」

〇△ビル。

ここが本日最後の営業先。

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「はあ~疲れた…ただいま…」

「お帰り~どうだった?」

「まあ4:1でネタかな」

「おお、流石ですねえ」

帰社してすぐ目の前のデスクに座ってPCをいじる同期と他愛もない会話を交わす。

営業部に配属されて早1か月。

一人で外出するようになり、お客さんとも少しずつ対等に話が出来るようになってきた。

「ん~~~」

「腰?」

「うん…なんか最近おかしくてさあ」

「え…早めに病院行った方がいいんじゃないの?」

「今週末に実家帰るからかかりつけ行くつもり」

「そっか…お大事にね」

「ん」

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私は元から腰が良くない。

支えになっていた筋肉が落ちてきてヘルニア発症したのが5年前。

大学生の時は徐々に緩和して、痛みが出ることは殆ど無くなっていた。

しかし、社会人になり外回りをするようになってからというもの。

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(これは”そう”だよなあ…)

あの独特の痺れを伴う痛みが、再び私の身体に出るようになった。

学生ならば休んでしまえば回復を待つことが出来る。

しかし、社会人となるとそうはいかない。

これはまずいな。

そう思いながら痛みを誤魔化すように大きく伸びてPCに向かった。

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「は~~今日も頑張りました、私…」

そう呟きながらベッドにダイブする。

ここ最近、睡眠欲が食欲に勝り、食べずに寝ることが増えた。

体重もみるみる内に右肩下がりに。

営業ダイエット、なんて。

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心のどこかではわかっている。

私は、ストレスを抱えるとご飯が喉を通らなくなる。

営業は嫌いだ。

苦手で、不得意。

今すぐにでも辞めたい気持ちはある。

しかし、プライドが邪魔をしてそれを許さない。

そして、将来的な不安。

新卒でキャリアの無い私が次、どこで雇ってもらえるのか?

「今は耐えるべし、私…」

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「痛い痛い…」

「うわ、どうした?そんな足引きずって」

「歩いてたら足の裏の豆踏んでぶしゅってなりました」

「いてえ!!帰ったら手当しなよ」

「何かもう痛すぎて動けません…会社泊まる…」

「ばか、金曜日だぞ、早く帰って酒でも飲むんだ」

「はあい」

週3外出の最終日。

とうとう限界を迎えた私の足は椅子に座って地に足をつけずともズキズキと脈を打つように痛んでいた。

パンプスの中がどうなっているかなんて確認する気も失せている。

今回は何枚足の爪の色が変わっていることやら。

いっそのこと目立たないように紫のペディキュアでも塗ろうかな。

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事務処理を終えて会社を出た21:30。

「お~今日は早い…」

痛みで中々進まない足を無理に引きずって歩く。

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ピロン。

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同期からのLINE。

「軽く飲んで帰らない?」

明日の朝早く実家に帰るから今日はパス、と。

返信をしてスマホを閉じ、一つため息をつく。

ああ、家が遠い。

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家に帰ると、まず傷口の様子を見るため床に座った。

「うわ…酷いわ…」

足の裏は水膨れが爆ぜた後にさらに水膨れが重なっていた。

「とりあえず消毒して絆創膏だな」

消毒液を垂らすと激痛が走る。

「ッ!!」

痛さに視界がぼやける。

「本当、何してんだろ…」

足の裏のマメ、変色した爪に痛む腰、さらには鞄で擦れたからであろう肩と腕にできた内出血。

自分の身体が可哀そうだわこれは。

鏡を見て自分の身体を確認しながら泣けてくる。

こんなになるためにここに入社したわけじゃない。

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「久しぶり~…って、あんた歩き方…」

「いやあ、足の裏のマメ踏んだら痛くて、まともに歩けないんだよね…はは…」

駅まで迎えに来てくれた母の顔を見るなり泣きだしたい衝動に駆られる。

声より先に涙が出そうで相槌を打つのに必死になる。

「とりあえず病院行って腰、診てもらおう」

「うん」

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そして冒頭に戻る。

下された診断は第五腰椎分離症。

一言で言うと、腰が疲労骨折している状態である。

このまま今の仕事を続けると悪化して「すべり症」になり、最悪の場合腰の骨をボルトで留める手術を受けなくてはいけなくなるそうだ。

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「これ…今までのヘルニアとは違うんですか?」

「うん、これはねヘルニア関係ないよ、新しく発症した感じやね」

少し関西弁の混じった私の主治医。

久しぶりやん!おお、オカンに似てきたんちゃう?とフレンドリーに話しかけてきた先生の顔は、レントゲンの写真を明かりに透かした瞬間少し曇った。

「足の裏のマメってのは?」

問診表を見ながら聞く先生に、あ、仕事で歩いてたら潰れちゃって…というと見せて、と一言。

黙って靴下を脱ぎ、おずおずと先生に足の裏を見せると、先生は一瞬眉を顰めた。

「お母さん、僕は過保護だからね、自分の娘が足の裏こんなんにして腰疲労骨折してたら即刻仕事辞めさせるよ」

「うわ、これは初めて見た…酷いね…」

「ねえ、東京楽しい?」

仕事を辞めさせるよ、という親目線の言葉に思わず我慢していたものが漏れる。

「…楽しく、無いです…ッ」

「こっち帰ってきたら?いい場所よ?」

「帰りたいけど、将来がない…」

「そんなんまだ若いんやからいくらでもあるやん、自分の身体壊してまですることやないよ」

「……」

「ちょっとゆっくり考えてみ?辞めるの無理やったらせめて仕事内容変えてもらうとか」

「……はい…」

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「…今の仕事、どんな感じなの?」

「…外回りは基本5件行ってる…駅から遠いところあるし、バスもないところは歩くしかなくて」

「荷物は重いの?」

「うーん…5キロくらいかな」

「5キロ!?」

「でもこれ、普通だし、うちだと」

「それは腰壊すわ…」

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実家に帰ると検査結果を見ながらソファに寝転ぶ。

どうすればいいのこれから…

手は数個。

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営業の数を減らしてもらう?

―いや、無理だ。営業の会社でそれは許されない。それに、数を減らして貰えたとしても腰に負担をかけることはできない…

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では内勤に変えてもらう?

―先輩方は自分がやりたいことにたいして配属希望を出しているが叶わず辞めている現実。新卒の私が言って通るとは到底思えないが、この際手段は選べない。

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…転職…するか…?

―これは最悪のパターンで、かつ一番ありえそうだな。第二新卒という言葉が適用できる内に、また腰が爆発する前にするならしないと、本当に手遅れになってしまう…

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どうすればいいのだろう。

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将来が、目の前が真っ暗になった。

Strength&Weakness

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おはようございます。

日向です。

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早いもので、もう6月ですね。

社会人になってから早3か月目。

ということで。

配属も決まり、希望のエリアに行けることになって

一安心しました。

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さて。

今日のテーマはタイトル通り。

恰好つけて英語で書いたのですが

訳すと

「強みと弱さ」

です。

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これを書こうと思ったのには理由があります。

まず、私の仕事について少し説明しますね。

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現在私は、都内某所でインターネット上のサービスを売る会社にて働いています。

部署としては営業部。

新規顧客に販売するための研修を受けている状態です。

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有形商材(例えば不動産など)とは異なり、

私の会社で扱っているのはサービスなので無形商材にあたります。

例えば、生命保険がそれにあたりますかね。

目には見えないものを売っています。

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皆さんが目には見えないものを買うのにはおそらく抵抗があるでしょう。

本当に買っていいものなのか?

効果はあるのか?

掛け金は無駄にならないのか…など。

保険ならば、毎月決して安くはない掛け金を払って、何か自分に不利益が生じたときに補償をしてもらえる。

将来自分が何か危険な目に遭ったり、高額請求されるような事故を起こしたりしたときのためのものです。

ですがちゃんと補償してもらえるのか不安ですよね。

自分が何かなければ極論、そこにかけているお金は他に回せるのに。

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インターネットのサービスとなると、また少しニュアンスは変わってきますが、

一言で言うなら

「企業の引き合い獲得のお手伝いをするためのサービス」

を扱っています。

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企業が売上を上げるためには

認知度を上げて、新しいお客さんを常に獲得し続け、欲しい!と思わせないとお取引に繋がりません。

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日本には現在、約420万社の企業が存在すると調査で分かっています(経産省総務省調べ、参考URL: https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/chushoKigyouZentai9wari.pdf#search='%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%AE%E6%95%B0')。

その中で、大手と呼ばれる企業の割合は約0.3%。たったの1.2万社です。

この大手企業が業界でシェアを占め、地方の中小企業は認知度を高めようとしてもなかなか上手くいかないことがあります。

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特に、ニッチな産業を扱う製造業に関しては扱う部品や製品数も多く、

研修を受けていても

「何に使うのこれ!?」と思うものが良く出てきます。

実際、私たちの生活を担っているのはこの製造業の製品なのです。

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とまあ、ここまで少し日本の企業の実情について書いてきましたが、

そろそろ本題に入りましょう。

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正直、現在働いている会社へ入社を決めたきっかけは

・内定を出すのが早かった

・給料が良い

・土日祝が休みである

・親会社が大手

こんな感じでした。

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営業職で採用されましたが、

正直私には向いていないと分かっていました。

安直な内定承諾ですね笑

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しかし、そうは言うものの

営業職への興味はありました。

どの会社の売上を支えるのも営業。

人とのコミュニケーションがうまくなるのではないか。

就活当時の私にはできないことで、

でもできないことがあるのが嫌だったんですよね。

なんでも器用貧乏でそれなりにこなしてきた私にとって

出来ないことがあるのが癪で。

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そんなこんなで入社を決めた私ですが、

前々回の記事かな?

入社早々、ぶち当たりました。笑

暗記が苦手なんです私。

いつか書いた世界史の成績を参照していただけるとお分かりになるかもしれませんが、

腹オチしないと頭に入らないんですよね。

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そんな私は営業のトークを覚えるのにとても苦労しました。

研修担当の社員さんに

「班で一番できていないよね。やれ。(反復という意味で)素振りしろ。」

と言われまして。

私のやっすいプライドが折られまして。

仕事が楽しくないと思ったり、

やっぱり向いていないんだ、と腐ったり。

同期は要領がいい子ばかりで、

毎日劣等感を味わいながら5月は生活していました。

正直しんどかったです。

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そんな中、1週間ほど前から「ヒアリング」の練習が始まりました。

私の会社でいう「営業」とは、ソリューション型営業を指します。

顧客の課題や潜在ニーズを顕在化し、課題やニーズの解決ができるようなサービスの提案をするのがソリューション型営業、「課題解決型営業」です。

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私が入社を決めたのが、営業が「課題解決型」であったことも挙げられます。

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というのも、私は友人の相談を受けることが今まで多く

人の悩みを聞いて一緒に解決方法を探し、

いざ解決したときに

「日向に相談してよかった!ありがとう。」

と言われることに喜びを見出すタイプです。

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なので、人の困りごとを引き出すのが得意だと自負しています。

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ヒアリングでは、いかに顧客自身すらも気づいていない課題を引き出し、

プラン提案の根拠をその悩みの中から探し出すかがキーになります。

抱えている課題の至急レベルが高いほど、顧客は解決できるなら、とお金を出します。

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私たちは、お金が欲しくて営業をするわけではないのです。

顧客の課題解決へのお手伝いの内容が良ければ、金銭は自然と伴ってきます。

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ということで、練習をしていたのですが、

なんと、社員さんに褒められました。

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「質問がまとまっていて印象が良く、話したくなる雰囲気があるね」

課題はまだ私自身残るものの、問題はないよ。と言っていただけました。

すんなりいきすぎて怖さはありましたが、素直に嬉しかったです。

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好奇心旺盛な性格も幸いし、

製品についてしっかり咀嚼してからBANTの把握へ移っていたのも

評価していただけました。

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研修担当で割と辛口な、女子同期から苦手意識を持たれている先輩がいらっしゃるのですが、

ヒアリング練習のロープレが一通り終わった後拍手をしていただきました。

提案内容はまだ把握できていなかったので微妙でしたが、

ヒアリングに関しては「いいじゃん。」と言っていただけました。

グループ7人の中で唯一私だけ拍手していただけたので

凄く嬉しかったし、少しだけ自信を持てました。

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勿論、私以外にもヒアリングが上手な同期はいます。

でも、入社してから初めて実践を意識した練習で褒められたので

強烈に嬉しかったんです。

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昨日、ちょうどいいタイミングで先輩からこんなお話がありました。

「弱点にフォーカスするのではなく、強みを伸ばしていくことが大事。弱点は周りと協力すればいいんです。」

実は、本当に会社選びを間違えたなあ、毎日辛いなあと悩んでいた時期で、

早く経理の仕事ができる総務に異動したいと心から思っていたのですが、

昨日の先輩のお話と

一昨日の営業部長の面談の中で言われた、

「とにかく1年目は様々なケースを経験して、引き出しを増やす時期。自然と良いお客さんを選別できる眼が養われて、売れるようになります。」

という言葉が心に刺さりました。

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総務部は社員のメンタルケアをすることもあるらしく

そのためには経験を積まないと薄っぺらい共感で終わる。

だから引き出しを増やしてから異動した方が異動先でもやりやすいんだ。

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そう解釈しました。

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緊張しやすく、練習を重ねても本番で上手くいかないことが多々ある私ですが

いつかは慣れると信じて、最後の15営業日の研修を頑張ろうと思えた2日間でした。

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周りは見ず、マイペースに。

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♥Hinata♥

憂鬱な姉は嘆く

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家の空気が、重い。

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きっかけは、些細な事だったと思う。

だが少々厄介な状態だ。

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衝突したのは我が家で頑固な二人

――父と、弟である。

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物心ついた頃には、父は単身赴任で家に居なかった。

人生の半分位しか同居していない。

私の人生の半分ならば、弟はそれ以下だ。

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弟は、私、母、祖母(祖母は家が近かっただけ)という女しかいない環境で育った。

思春期の男子がどのように父親と接するのか

私も弟も知らない。

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私は同性である母に何でも相談して育った。

女であるからこその悩みは

祖母でも友達にでもなく

母に相談した。

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比べて弟は

相談出来なかったんだと、思う。

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反抗期は、部屋から出てこなかった。

目を合わせなかった。

口を開けば、罵倒された。

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どうやって接すればいいのか分からなかった。

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「放っておきなさい」

母はそう言った。

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私が高校を卒業し、家を出た後は

母と、弟の二人暮らしになった。

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父は、ちょくちょく実家に帰り

弟の部活の発表会や行事に顔を出していた。

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私は、やっと弟が同性の親と過ごす時間が出来たと勝手に安心していた。

弟も無事に高校を卒業し、一人暮らしを始めた。

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昨日、弟に向かっていきなり父が吠えた。

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「うるさい!もう帰ってこなくていい!!」

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どうやら、弟が家に帰る手段について母を問い詰めていたのが気に食わなかったようだ。

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弟はまだまだ反抗期の名残があり、あまり言葉遣いがよろしくない。

反抗期の現役時代はまあ目に余った。

母に向かって罵詈雑言を浴びせる日々。

父は、自分が家を空けている間に弟が偉そうに振舞っている様子に我慢がならないようだった。

しかし、母は止めた。

「何も言うな。私は平気だから。」

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昨日の父の一喝は、堪忍袋の緒が切れたのだろうな、と私は思った。

ならば弟に非があるのだから謝罪すべきだ、と。

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夜中に、弟が階下に降りてきた。

昼間は空気を重くしてごめんと、私と母に謝罪しに来た。

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しかし、父には謝りたくないと。

詳細は割愛するが、弟の話を聞くと、確かに父にも少なからず非があった。

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弟は、

「明日の朝一番の新幹線で家に戻り、もう帰ってこない。」

と母にLINEをしていた。

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母はそれを見て、トイレで泣いた。

目が真っ赤だった。

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私はそれを弟に伝えた。

「二人が揉めるのは好きにすればいいと思うけど、泣く人がいるのはおかしいんじゃないの??」 

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弟の言い分は良く分かった。

しかし、このままだと家の空気は悪いままだ。

なんとかしたい。

そう思って、父に弟と話し合うよう伝えるタイミングを伺っている。

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私まで気が重い。

勝手に二人で話し合って解決すれば良いじゃないか。

争いを長引かせるのは好きじゃない。

仲裁を私がする意味が分からない。

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分からないけれど、解決しないからやるしかない。

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全国に頑固者は沢山いるだろう。

しかし、血の繋がった頑固者同士で

令和初日から喧嘩をするのは

いかがなものか。

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頑固者であることのメリットを教えてほしい。

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平穏な空気が流れるのはいつになるのか…。

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♥Hinata♥

 

3週間

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お久し振りです、こんばんは。

日向です。

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元々学生の、卒業までの暇な時間を潰すために始めたこのブログ。

社会人になったら、何よりもまず睡眠が優先の毎日で

書くことを一旦止めていました。

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少しだけ近況を綴ってみようと思います。

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社会人になることが怖くて

3/31は、一生時が止まってしまえば良いのに、と思いながら眠りにつきました。

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社会人として会社で15日間過ごしてみた今。

充実しているなあ...と感じています。

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ただ、自分の性格が災いして

少し息苦しさを覚えています。

そんな現状。

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まず、自己肯定感が低い。

ネガティブ。

100点満点のテストで97点を取った。

落とした3点が気になる。

上手く喜べない。

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飲み込みの悪さが顕著。

インプットしてすぐアウトプットする形式の研修で

考課に繋がるテストがあるのに

同期は覚えが早いのに

私は腹オチするまで答えられない。

モヤモヤ。

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実践はまだ先で

自分がやっている研修が何に活きるのか分からない。

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同期に心から信頼のできる人がいない。

というか、タイプが皆違うから安心が出来ない。

女子って、共感を求めてやっと安心することが出来るんですよ。

私の人生の中に突然新種が沢山現れた感覚。

先輩とはまだ関わる機会がないし、

社内に知り合いもいない。

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相談の出来る相手がいないって

こんなに不安になるんですね、

今まで私はどれだけ恵まれていたんだろう。

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気にしいな性格。

細かいことが引っ掛かって、

しこりとして残る。

何気ない人の言動でチクッと心を突かれ、

出来ない自分に嫌気が差し、

ポジティブな同期にどこかで嫉妬する。

周りの

「日向なら大丈夫だよ。」

という言葉に無意識に駆り立てられ、

期待に応えたいばかりに意地を張って

でもやっぱり上手くいかなくて悲しくなる。

帰り道泣きたくなるけど、

すれ違う人に泣いているところを見られないように頑張っていたら

いつの間にか泣けなくなった。

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鬱じゃないですよ?笑

ただ、少し感情が凝り固まってしまっただけ。

笑えるし、楽しく学んでいる。

でも、やっぱり身体には少し変な感じが残る。

胃が痛くて、ドキドキしてしまう。

緊張する。

会社にいる時のまま家に帰って来てしまうので

何となくオフの自分が分からない。

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誰に会っても疑心暗鬼。

裏で何を考えているんだろう。

八方美人だと思われているんだろうな。

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一回スッキリしたくて泣こうと思ったけれど

泣けなかった。

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人の前で泣きそうになってやばい、と慌てて引っ込める。

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あれ、本当の私ってどんなんだっけ?

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分からないんですよね。

正直。

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言いたくないことを言って

聞きたくない話を聞いて

感情は滞っている。

私の存在を肯定してくれる人が今側にいないから

大丈夫だよ、何も言わなくてもわかってるよって

日向はこういうこと嫌だよねって

日向が大丈夫じゃなくても良いよって

誰か、言って。

って、変に自己承認欲求が高まる。

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まだたった3週間しか経っていないのに、

しかも仕事は本当に楽しいと心から思っているのに。

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会社辞めたいとか全く思っていなくて

寧ろ早く貢献したいって思っているのに。

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どうしちゃったんだろう。

不慣れで、不安なだけだと思うんですよね。

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頑張って、私は同期の中で上位にいたい。

精神的にタフになって、

余裕のある人になる。

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感情はひとまず気にせず

ただただ目の前のことを頑張る5月にしたいです。

周りに迷惑かけないで

強く生きていける大人になりたい。

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上手くできる。

って、信じる。

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明日からも頑張ります。

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愚痴みたいになって、すみません。

今のダメな自分から脱却したいから、

前向きに取り組んでみます。

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支離滅裂ですね、

ちゃんと落ち着いて記事を書ける時間欲しいな。

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では、また。

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♥Hinata♥