スマホを落としただけなのに
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こんばんは。
日向です。
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今日は天気予報だと15度まで上がって暖かくなるはずだったのに
夜が寒すぎて凍えました…
マフラーはもう必須アイテムですね。
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今日は彼と久しぶりに会いました。
会っていない間の話を聞くのが楽しくて
そして何より
会えたことが嬉しくて。
顔を見た瞬間一気に安心しました。
私の中で既に彼は無くてはならない存在です。
会えなくても考えるだけで支えになってくれます。
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今夜は私たちの思い出のお店に行って
夜ごはんを食べました。
ランチの時間帯に行くことは数回あったのですが
夜に行くのは実は付き合ってからは初めて。
店内はクリスマスの装飾がしてあり、
キラキラしていてツリーも可愛かったです。
大切なお店で過ごす時間は特別なものですよね。
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皆さんのお気に入りのお店はありますか?
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さて。
今日の1冊はこちら、
『スマホを落としただけなのに』志賀晃著
です。
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麻美の彼氏の富田がタクシーの中でスマホを落としたことが、すべての始まりだった。拾い主の男はスマホを返却するが、男の正体は狡猾なハッカー。
麻美を気に入った男は、麻美の人間関係を監視し始める。セキュリティを丸裸にされた富田のスマホが、身近なSNSを介して麻美を陥れる凶器へと変わっていく。
一方、神奈川の山中では身元不明の女性の死体が次々と発見され……。
(あらすじ原文ママ、読みやすいように改行を入れています。)
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今日、実写映画を観てきました。
小説は2か月程前に読み終わっていましたが、
内容をあまり詳しく覚えていなかったため
軽く読み直しました。
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細かい描写は映画と異なる部分がありましたが、
読んだ時のゾッとした感じ
身近で起こり得るであろうリアルな設定
そして何より
俳優さんが演じることで命を吹き込まれた登場人物たち
全てが観ていた人たちを恐怖に包む…
そんな出来上がりで
終わった後は思わず何度も自分のスマホが
バッグの中に入っているかどうか確認してしまいました。笑
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きっかけはタクシーの中にスマホを置き忘れた。
ただそれだけ。
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それが、あんな大事になるだなんて
誰が予想できただろうか。
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よく、SNSで
「財布や定期入れを落としてしまったけれど無事に返ってきた。流石日本人!」
等の投稿を見かけます。
実際私も定期入れを落としてしまったことがありますが
拾い主の方が交番に届けてくださったお陰で
無事に返ってきました。
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しかし
財布や定期入れは個人情報の宝庫です。
保険証
運転免許証
定期
私のような学生は学生証。
財布や定期入れに入れていませんか?
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これらから得られる情報は
氏名
住所
電話番号
大学名や通勤先
クレジットカード番号
キャッシュカード番号
最寄り駅名
等、挙げればキリがありません。
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「たまたま拾い主が良い人だったから」
安全に今生活できていますが、
運が悪ければ悪用されて、
麻美のように恐怖を味わうことになったかもしれません。
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日本人は良い人が多い
他人のものを普通の人は盗らない
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いえ、そんなことはありません。
性善説です。
お金に困っている人が拾ったら、
現金やキャッシュカードを抜かれているだろうし
この本のように優秀なハッカーが拾ったら
見ず知らずの他人に自分のプライベートを丸裸にされるかもしれません。
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自分の持ち物、特に
個人情報の流出のおそれのあるアイテムはすべて
自己管理を徹底しないといけないな、と思いました。
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話は少し変わりますが
富田役の田中圭さん。
格好良いですよね…
図書館戦争の小牧教官役の時に一目惚れして
最近はドラマや映画に引っ張りだこなので
メディア出演の機会が多くて幸せです。笑
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その富田が今回の事件を引き起こす張本人なわけですが。
彼は抜けているけれど、
勘が良い人だと思います。
麻美と連絡がつかない時に富田は会社の同期に電話をして
麻美が出社しているかどうか聞くのですが
同僚が風邪で欠勤している、と言ったら
信じて納得してしまいませんか?
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実際、麻美はその時点で危ない目に遭っているわけですが
富田の第六感を私は心から賞賛したい。笑
位置情報アプリを確認するんです。
そのタイミングで。
上司にたまたま麻美へのしつこいメッセージを止めるようお願いした直後だったからかもしれませんが、
彼氏としての勘なのか
はたまた
元から勘が良かったのか。
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あとは登場人物について、
今日の映画版だと
千葉雄大さん演じる新人警察官・加賀谷の都合よさ。笑
何あれ。
何、元IT系企業のプログラマーで転職した刑事って。
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毒島始めその他の刑事たちしかいなかったら
どうなっていたのか。
ハッカー相手に捜査をしないといけない警察の方々って
本当に大変だなと思います。
私も長い間警察官に憧れていましたが
当然時代の流れと起きる事件のタイプは対応しています。
ハッカーやサイバー事件への対策に
順応していける自信がありません。
いや、しないといけないんですけどね。
数字が苦手、とか
ネットよくわからない、とか言っていられないんですよね。
だから、凄いなあと思います。
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一人暮らしをしていて
アルバイトから夜遅く帰ってくるときに
時々怖いと感じることがあります。
特に、今日のように映画を観た日や
小説で残虐な描写を読んだ時
ニュースで起きた出来事を見た日
色々ありますが
もしも。
私が今、ここで誰かに襲われて攫われてしまったら。
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私の身に起こった非常事態に気づいてくれる人は
果たしているのでしょうか。
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答えはほぼNOだと思います。
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SNSを通して連絡するこの時代、
メールはほとんど使わないし
電話も携帯の番号ではなくLINEの無料通話でする。
私の大学の友達の一体何人が私のメルアドと電話番号を知っているのでしょう。
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非常事態が起こった時
しかも、犯人が残虐だった場合。
私の生存率はきわめて低い。
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そうなった時には諦めるしかなさそうですが
生憎私の人生はまだまだ長いし
そう簡単に終わらせられるだなんて
たまったもんじゃないです。
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だからそうなる前に
自己防衛
先述した通り個人情報に関係のある持ち物の自己管理
出来る限りの防犯
を、しないといけない、いや、生けないと思うんです。
(上手いこと言ったつもりはないです。笑)
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また、自分だけでなく
自分の大切な人が危ない目に遭わないように
徹底していかないといけないと思いました。
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リアルで、ぞっとして、起こり得る身の危険を意識し直させてくれる。
そんな一冊です。
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夜に読むのはおすすめしません。
読むときは、明るい時間に。
読み終わった後は持ち物の確認も忘れずに。
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次はどの本の感想を書こうかな。
ここまで読んでくださって有難うございました。
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♥Hinata♥